2022/05/05 18:55
数年ぶりに動物園に行きました。
自分の感情の変化に驚きました。。。
動物たちを、直視することが出来ないのです。
「ライオンさんだ!」
「向こうに、ゾウさんがいるよ!」
子どもたちのはしゃぐ声。弁当を囲む家族連れ。カップルたち・・・。
かつてボクも、本でしか見たことの無かった動物たちとの出会いに
感激し、感動しました。
ところが、勝手なもので「初めて」という体験を過ぎてしまうと
どうも、心の向け方が違ってきているのです。
思うように跳べない。走れない。泳げない。。。
小さな部屋で、外出禁止を強いられる動物たち。。。
安全という保証付きの「監禁」状態。
もはや野生でなくなった動物たちは
神様から頂いたはずの、生きる能力を枯らしてゆく。。。
どの動物たちも「命の危険」を察知する能力を使わぬまま?
デレ~ンと無気力そうで、、、本能すら抜き取られたって感じ。
かつて
「列を乱さないように!」「立ち止まらないように!」
係員のメガホンからの声に従い、やっと一目だけ見た
有名な珍獣たちも、今はもう眠ってばかりの様子。
シーズンによっては
動物たちの芸の披露があることも。。。
『もう、いいよ。せめて、静かにしてあげてよ。。。』
そんな持ち上がらない心を抱えて歩いていたら
逸らしていたはずのボクの目が
アライグマとバチッと合ってしまった。。。
見つめ合う目と目。なぜか『ごめんね。。。』
ボクの心の声。