2022/04/14 20:50
ボクが小学生の時。
大好きだった図工の時間、こんなことがあった。
なにせ、ボクにとっては楽しい遊びの時間。一心不乱に取り組んでいたよ。
その日は、赤い色に牛の絵の入った石鹸箱で
『よし、ロボットを作ろう!』と、あっという間に完成。
そして、他のクラスメイトの作品と一緒に
ボクのロボットも、教室の道具入れの棚の上に展示された。
その日の掃除の時間。
ボクは、展示してあったボクのロボットに手を加えた。
まるでロボットが膝を抱えているような形にしたんだ。
その、ほんの数分後、担任の先生がやってきて
ボクのロボットの異変?に気が付いた。
ここで事件が起きる。
「誰!むたくんが一生懸命作ったロボットを壊したのは!」
それは、教室が割れんばかりの愛の叫び。
あまりの突然のことに自白のタイミングを逃したボクは、絶句。
息が出来ない。。。誰かが、名乗り出るわけもない。
『あ゛あ゛先生、、、それは、、、』
人生初めての、複雑で深い罪の意識。
すると先生、ツカツカとボクのところへ。そして
「むたくん、ひどいことをされたね」と、
ボクの頭を優しく撫でて下さった。。。
あの頃のボクは病弱で、長期の入院の為、
1年生のやり直し?をしていたボクを
心の底から愛して下さっていた先生。
だから、怒りも凄かった。。。
先生、覚えておいでですか。
あの時の犯人は、このボクです。
本当にごめんなさい。
今でも深く反省し、深く感動しています。